定禅寺通りの投資家日記

仙台市在住の投資家による投資日記です。投資歴は13年、現在1.2億円ほど運用しています。

【ChatGPT】AIさんに投資を教わってみた

話題のChatGPTに投資で市場平均を超える方法を聞いてみました。 「マーケットの魔術師」の著者、シュワッガーになったつもりで、ChatGPTにインタビューしてみます。

Q.投資で市場平均に勝つにはどうしたらいいですか?

市場平均を超える投資結果を得ることは難しいものですが、いくつかの戦略があります。

長期的な観点: 投資を長期的に考え、市場の変動に対して辛抱強く投資を続けます。

適切な資産配分: 資産を複数の種類の資産に分散することでリスクを分散することができます。

主要な業種を選択: 株式投資では、株価が上昇する可能性が高い主要な業種を選択することが重要です。

株式選択: 株式選択にもっと努力をし、株価が上昇する可能性が高い企業に投資することが重要です。

専門家の提言: 投資アドバイザーや専門家の意見に従い、賢明な投資判断をすることが大切です。

これらの戦略を使って投資を行いますが、投資には常にリスクが伴いますので、投資先や投資金額について自分自身で十分に調べた上で投資を行うことが大切です。

ChatGPTに質問しても、煮え切らない答えが返ってくることが多いので、てっきり市場平均は超えられないという答えが返ってくると予想していました。 どうやら市場平均を超える戦略があるようです。

Q. 効率的市場仮説は間違っていると思いますか?

効率的市場仮説(EMH)については議論があります。EMHは、市場がすべての情報を反映して株価が最適な価格になるという仮説です。この仮説によれば、市場は効率的であり、株価は正確な価格を反映していると考えられます。 しかしながら、市場が常に完全に効率的であるということは確かではありません。市場には多様な要因が影響するため、市場価格が一定の時間内に最適な価格にならない場合もあります。また、市場には不正や操作の可能性も存在するため、市場が完全に効率的であるとは言えません。 従いまして、効率的市場仮説は正確な仮説ではありませんが、市場に対する理解を深める上では重要な考え方となっています。市場が常に完全に効率的であるという前提に基づいて投資戦略を考えることもできますが、市場において多様な要因が影響することも視野に入れて投資戦略を考えることが重要です。

おー、はっきりと「正確な仮説ではありません」という答えが返ってきました。 ChatGPTは効率的市場仮設否定論者なんですね。 私も同じ立場なので嬉しいです。

次は市場平均を超えるための戦略を一つずつ深掘りしてみます。

Q. 長期的とはどれくらいの期間のことですか?

「長期的」というのは一般的に、5年以上から10年以上までの期間を指します。このような長い期間での投資によって、市場の変動に対して辛抱強く投資を続け、株価の上昇や利回りを最大化することができます。ただし、長期的な投資には常にリスクが伴いますので、投資先や投資金額について自分自身で十分に調べた上で投資を行うことが大切です。

Q. 短期的な視点では、市場平均を超えることは難しいですか?

一般的には、短期的な視点で市場平均を超えることは困難です。短期的な株価の変動は市場全体に対する不確実性や情勢の変化に左右されます。これらの変動は市場全体に影響するため、個別の株価に対する予測が困難になることがあります。このため、短期的な視点では市場平均に近いリターンを得ることが重視されることが多いです。

なるほど、少なくとも5年以上の視点を持った方がいいんですね。私は1,2年くらいで売却してしまうことが多いので、もっと長期的な視点も持ってみようと思います。 短期トレードが難しいというのも納得です。大敗して退場するのは短期トレードの人が多いですからね。短期トレードは、一部の大勝ちする人と多数の敗者に分かれるようなイメージがあります。

2つめの資産の種類について聞いてみます。

Q. 複数の種類の資産とは、例えばどんなものですか?

複数の種類の資産とは、株式、債券、不動産、現金などを指します。これらの資産は異なる特性やリスク・リターンのバランスがあり、それぞれにおいて投資価値があります。適切な資産配分によって、投資全体のリスクを分散することができ、市場の変動に対する影響を軽減することができます。自分自身の目的やリスクトレランスに合った資産配分をすることが大切です。

一般的な答えでした。ほとんどをリスク資産に回した方が良いという意見もあるので、現金も持った方が良いというのが気になりました。

Q. 現金のようにリターンが低い資産にも配分した方がよいですか?

はい、現金のようにリターンが低い資産にも配分することは有意義な場合があります。現金は市場の変動に対して安定的なリターンを提供します。また、現金は投資先のオプションを確保することができます。投資のタイミングや最適な投資先を見つけるために、常に現金を保有することが重要な考慮事項となります。 また、現金を配分することによって、市場の低迷や不安定な時期において投資先を変更することも容易になります。これによって、リスクを減らして投資の質を向上させることができます。 結論として、現金のようにリターンが低い資産を配分することは、市場の変動に対する影響を軽減し、投資の質を向上させる上で有効な手法の一つとなります。

リスク低減の効果と投資のタイミングを計る目的で、現金も保有した方が良いんですね。 2021年に、レイダリオが現金はゴミだと発言していましたが、2022年の後半には、もう現金はゴミとは考えていないと言っていました。 市場環境によって、現金をもつことも必要なんですね。ちなみにレイダリオが言う現金はタンス預金のような全くリターンを産まないものではなく、短期金利のことを指しているので注意が必要です。

3つめの業種について聞いてみます。

Q. 株価が上昇する可能性が高い主要な業種とは何ですか?

株価が上昇する可能性が高い主要な業種は、業界や経済環境によって変動しますが、以下のようなものがあります。

テクノロジー業界:新しい技術やデバイス、インターネットなどによる需要の増加によって、株価が上昇する可能性が高い業界です。 医療・バイオテクノロジー業界:医療分野において需要が高まり、新薬の開発などによって株価が上昇する可能性が高い業界です。

エネルギー業界:エネルギー需要の増加や新しいエネルギー技術の開発によって、株価が上昇する可能性が高い業界です。

通信業界:通信技術の進歩やデバイスの多様化によって、株価が上昇する可能性が高い業界です。

これらは一般的な傾向に過ぎませんので、常に市場環境や業界動向を確認し、自分自身の投資目的やリスクトレランスに合った投資判断をすることが大切です。

医療・バイオテクノロジーは、過去の実績ではアウトパフォームの傾向があったと思いますが、他の業種はあまり聞かない気がします。詳しく聞いてみましょう。

Q. これらの業種は、過去の実績では市場平均をどれくらいアウトパフォームしていますか?

過去の実績から、これらの業種は市場平均をアウトパフォームすることがありますが、保証することはできません。市場は変動するものであり、将来のパフォーマンスを予想することは困難です。過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを予想するのに役立つかもしれませんが、保証することはできません。市場環境や業界動向、企業のパフォーマンスなどによって、株価や投資のリターンは変動することがあります。投資判断は自己責任で行うことが大切です。

どれくらいアウトパフォームしているのか教えてほしかったのですが、はぐらかされてしまいました。 ChatGPTはもっともらしく嘘をつくことがあるので、裏は取った方が良いと思います。

4つめ、一番気になる、株式選択について聞いてみます。

Q. 株価が上昇する可能性が高い企業はどんな傾向がありますか?

株価が上昇する可能性が高い企業には、次のような特徴があることがありますが、これは一般的な傾向に過ぎません。

高い利益性:高い利益率を上げている企業は、投資家からの関心が高く、株価が上昇する可能性が高いとされます。

成長性:成長性の高い企業は、将来的に利益を期待できると投資家から評価され、株価が上昇する可能性が高いとされます。

顧客ベースの多様性:顧客ベースが多様で、多くのセグメンテーションに対応することができる企業は、投資家からの信頼性が高く、株価が上昇する可能性が高いとされます。

強力なブランド:強力なブランドを持っている企業は、顧客との強い信頼関係を築いています。強力なブランドは、長期的な売上高や利益の増加につながり、株価が上昇する可能性が高いとされます。

これらは一般的な傾向に過ぎませんので、常に市場環境や業界動向を確認し、自分自身の投資目的やリスクトレランスに合った投資判断をすることが大切です。

ChatGPTさんはグロース投資派なんでしょうか。フィリップフィッシャーの成長株投資や名著「千年投資の公理」の影響を受けていそうですね。 「顧客ベースが多様で、多くのセグメンテーションに対応することができる企業」はちょっと意外な答えでした。コングロマリットはどちらかというと株式市場から嫌われている印象です。

Q. バリュエーションは重要ではありませんか?

バリュエーションは、株式投資においては重要な考慮事項の一つとされています。バリュエーションとは、企業の価値を決定するために使用される技法です。これは、企業の財務諸表や業績などから求められます。 株式投資者は、バリュエーションを用いて、株価が正しく評価されているかどうかを判断します。株価が正しく評価されていない場合、株価が低いと見なされ、株式購入の可能性が高いとされます。逆に、株価が高いと見なされ、株式買いのタイミングが過ぎたとされます。 しかし、バリュエーションは一つの要因だけを考慮することができません。他の要因も考慮することが大切です。例えば、市場動向、業界動向、企業の成長性、リスクなどがあります。 結論として、バリュエーションは重要な要因ですが、株式投資においては、複数の要因を考慮し、自分自身の投資目的やリスクトレランスに合った投資判断をすることが大切です。

Q. バリュエーションと成長性はどちらを重視した方がよいですか?

バリュエーションと成長性は、投資家にとって重要な考慮事項ですが、どちらを重視するかは、投資者の個人的な目的やリスク許容度などによって異なります。 バリュエーションを重視する場合、株価が安価であることが重要となります。これは、将来的に株価が上昇する可能性が高いと考えられる企業に投資することが目的です。 一方、成長性を重視する場合、企業が将来的に高い成長率を維持する可能性があることが重要となります。これは、将来的に株価が上昇する可能性が高いと考えられる企業に投資することが目的です。 両方を重視する場合、株価が安価であり、将来的に高い成長率を維持する可能性がある企業に投資することが目的となります。 最終的には、投資者のリスク許容度や投資目的に応じて、バリュエーションと成長性の両方を考慮し、最適な戦略を選択することが重要です。

はっきりとは応えてくれませんでした。どちらも重要なのでしょうがないですね。 「成長性を重視する場合、企業が将来的に高い成長率を維持する可能性があることが重要となります」という点を挙げてくれました。 株価が上昇する可能性が高い企業の条件として挙げてくれた「強力なブランド」にも繋がるところですね。

5つめはちょっと疑問に感じた「専門家の提言」について。

Q. 多くの投資アドバイザーや専門家は市場平均を超えられないという説がありますが、意見を求めた方が良いですか?

市場平均を超えることができるかどうかは、投資アドバイザーや専門家の意見によって異なります。一般的に、市場平均を超えることができるという考え方はありますが、長期的な観点から見ると、市場平均に近いリターンが得られる可能性が高いとされています。 多くの投資アドバイザーや専門家は、市場平均に近いリターンが得られるように、多様な資産を分散投資することを推奨します。これは、市場動向に応じてリスクを分散することができると考えられています。 ただし、市場平均を超えることができるという考え方もあります。この場合、個別の株式や投資ファンドなどを選択することが重要となります。これらの投資においては、リスクも含まれるため、自分自身の投資目的やリスクトレランスに合った投資判断が必要となります。 結論として、市場平均を超えることができるかどうかは、投資アドバイザーや専門家の意見によって異なります。自分自身の投資目的やリスクトレランスに合った投資判断をすることが大切です。

「長期的な観点から見ると、市場平均に近いリターンが得られる可能性が高い」のに専門家の意見を求める理由がよくわからないですね。 最終的に、「市場平均を超えることができるかどうかは、投資アドバイザーや専門家の意見によって異なります。」と当たり前の結論になっていますね。

Q. 市場平均に近いリターンを得るだけであれば、投資アドバイザーや専門家の意見を聞かずに、市場平均そのものを買うのはどうですか?

市場平均に近いリターンを得るために市場平均を買うことは、一般的には適切な戦略です。これは特に、長期的な投資アプローチを採用している場合です。しかし、投資アドバイザーや専門家の意見を聞くことは、市場平均以上のリターンを得るために役立つかもしれません。彼らは市場のトレンドや投資可能な資産の種類に関する洞察力を持っているかもしれません。また、市場平均に対するリスクに対する意見も得られるかもしれません。市場平均を買うことは、単純で簡単な選択肢であり、初めて投資をする人には適していますが、市場平均以上のリターンを得たい場合は、他の戦略も検討することが重要です。

長期的には市場平均に近づくけれど、短期的には投資アドバイザーや専門家の意見でアウトパフォームすることがあるということでしょうか。 最初の長期的な視点と矛盾しているような気もしますが、ChatGPTは専門家の意見が大好きなので、あまり気にしないでおきましょう。

とても勉強になりました。ありがとうござました。

どういたしまして。お力になれてうれしいです。もし何か質問がありましたら、どうぞ気軽に聞いてください。

思った以上に素晴らしい回答が得られました。AIをうまく使いこなせば、本当に市場平均を超えるような戦略が作れそうな感じがしました。

ただし、ChatGPT自身も「投資先や投資金額について自分自身で十分に調べた上で投資を行うことが大切です。」と言っているように、ChatGPTはもっともらしく嘘をつくことがあるので、何でも鵜呑みにするのではなく、必ず自分で調べることが重要ですね。