定禅寺通りの投資家日記

仙台市在住の投資家による投資日記です。投資歴は13年、現在1.2億円ほど運用しています。

金融危機に買い向かう

中国恒大集団のデフォルト懸念で、久々に下落らしい下落がきています。本格的な金融危機になるのか、このまま納まるのかまだ先行きは不透明ですが、いざ金融危機が起きた時にどう対応するのか、現時点で考えていることをまとめておきます。

  • 売ることは考えない

    株価が下落しても、本質的価値が変わっていなければ、保有株を売ろうとは考えません。 むしろ本質的価値よりも安く買うチャンスと捉えます。

  • 危機と関係ない銘柄を買う

    危機の渦中にある銘柄は、株価と一緒に本質的価値も下がっていることがほとんどです。 渦中の銘柄の価値を見極めるより、関係ないのに大きく下落している銘柄を買う方が簡単で安全です。 たとえば、中国の不動産会社がデフォルトしても、日本の内需銘柄の業績には影響がないはずです。

  • 幅広く買う

    大きく下落した銘柄を幅広く買います。市場全体が下落しているようなときは、だいたいどの銘柄を買っても利益になることが多いです。一極集中で不要なリスクを取る必要は無いと思っています。普段から買いたい銘柄のリストを作っておき、危機の際に割安な方から順番に買っていくのが理想です。めぼしい銘柄が無い場合は、ETFなどで市場全体を買うことも選択肢の一つです。

  • レバレッジは低く

    割安な銘柄が多い時は、つい信用取引などでレバレッジをかけたくなりますが、バリュエーション的に十分割安な状態からさらに10%、20%下落することもあります。信用買いは、最大でも総資産の15%くらいまでに抑えるようにしています。

    コロナショックでは、暴落をチャンスと見てレバレッジをかけて買い向かったバリュー投資家が、信用維持率の関係で損切りせざるをえない状況に追い込まれていました。無理なレバレッジをかけると、正しいポジションであっても負けることがあります。