定禅寺通りの投資家日記

仙台市在住の投資家による投資日記です。投資歴は13年、現在1.2億円ほど運用しています。

2021年の総括

まずは、2021年の年初は以下のように考えていました。

全般 金融緩和の影響で株は割高感があるが、他に資金の行き場がなく仕方なく買われている
米国株 割高感あり 縮小予定
日本株 個別株で割安なものはまだある
日本REIT 割安感あり 利回り6%台は買っていく
新興国 割安感薄れるがまだ適正 ホールド
米国債 割高感あり 長期債は買わない、BND等が3%程度あれば買っても良い クレジットリスクは取らない
日本債券 割高 投資余地なし
為替 ドル/円は適正水準(105円)
キャッシュ 緩和しすぎのため一番危険 出来るだけ持たない

上記の相場観を踏まえて、2021年の年初に立てた計画と実際の投資行動を比較してみます。

年率15%目標

実績 11.13%

目標は達成できませんでいたが、悪くはない結果だったかなと思います。

コロナの影響を引き続き注視

againstコロナ銘柄は、業績回復前に株価上昇のため買えず。 withコロナ銘柄のゲンキー、G-7等の好調で相対的にwithコロナ銘柄のウェートが増えた。 (ゲンキーは既に下落してしまっていますが)

日本株は割高銘柄入れ替え、PBR重視 景気後退時はEPSが下がることを念頭に

G-7からJMホールディングスへの入れ替え、ソフトバンクグループの購入を行いました。

日本REITは利回り6%超えは拾う、利回り下がった銘柄入れ替えを適宜実施

東海道リート、ザイマックスリートを購入しました。

米国株は割高銘柄入れ替え、グロース→バリューへ

BA,MSFT売却、割安感のある保険株、TPXを購入。

新興国の割高感のない成長株は買い増し、見当たらない場合はVWO等のインデックスを購入

中国株の大幅下落により、Aribaba,Tencentのウェートを増やしました。インド小型株のGLINは上昇のためウェートを減らしました。

株価指数ETFのマイナス乖離アービトラージを適宜実施

日経、南アメリカ、ロシアETFアービトラージを実施しました。

キャッシュポジションは最大で20%

最大時で10%程度でした。

総括

概ね計画通りの行動が出来たと思います。年初の想定と大きく変わったのが新興国でした。ホールド~少し買い増しくらいを想定していましたが、中国TECH株の大幅下落で、年後半は中国株重視のポートフォリオになりました。 コロナ禍については、市場もすでに慣れてきており、比較的影響の少ない1年でした。