まずは、2021年の年初は以下のように考えていました。
全般 | 金融緩和の影響で株は割高感があるが、他に資金の行き場がなく仕方なく買われている |
米国株 | 割高感あり 縮小予定 |
日本株 | 個別株で割安なものはまだある |
日本REIT | 割安感あり 利回り6%台は買っていく |
新興国株 | 割安感薄れるがまだ適正 ホールド |
米国債券 | 割高感あり 長期債は買わない、BND等が3%程度あれば買っても良い クレジットリスクは取らない |
日本債券 | 割高 投資余地なし |
為替 | ドル/円は適正水準(105円) |
キャッシュ | 緩和しすぎのため一番危険 出来るだけ持たない |
上記の相場観を踏まえて、2021年の年初に立てた計画と実際の投資行動を比較してみます。
年率15%目標
実績 11.13%
目標は達成できませんでいたが、悪くはない結果だったかなと思います。
コロナの影響を引き続き注視
againstコロナ銘柄は、業績回復前に株価上昇のため買えず。 withコロナ銘柄のゲンキー、G-7等の好調で相対的にwithコロナ銘柄のウェートが増えた。 (ゲンキーは既に下落してしまっていますが)
日本株は割高銘柄入れ替え、PBR重視 景気後退時はEPSが下がることを念頭に
G-7からJMホールディングスへの入れ替え、ソフトバンクグループの購入を行いました。
日本REITは利回り6%超えは拾う、利回り下がった銘柄入れ替えを適宜実施
東海道リート、ザイマックスリートを購入しました。
米国株は割高銘柄入れ替え、グロース→バリューへ
BA,MSFT売却、割安感のある保険株、TPXを購入。
新興国の割高感のない成長株は買い増し、見当たらない場合はVWO等のインデックスを購入
中国株の大幅下落により、Aribaba,Tencentのウェートを増やしました。インド小型株のGLINは上昇のためウェートを減らしました。
株価指数ETFのマイナス乖離アービトラージを適宜実施
日経、南アメリカ、ロシアETFでアービトラージを実施しました。
キャッシュポジションは最大で20%
最大時で10%程度でした。
総括
概ね計画通りの行動が出来たと思います。年初の想定と大きく変わったのが新興国でした。ホールド~少し買い増しくらいを想定していましたが、中国TECH株の大幅下落で、年後半は中国株重視のポートフォリオになりました。 コロナ禍については、市場もすでに慣れてきており、比較的影響の少ない1年でした。